元中国大使館員の思い出

15年くらい前に中国大使館領事部でお勤めしてました

大使館員オススメの本2

領事部時代に回し読みした本や、個人的にオススメな中国関係書籍の紹介パート2です。

 

●お笑い超大国 中国的真実 鷹木敦https://amzn.asia/d/4PyD3JQ

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中国の新聞から仰天おもしろニュースを切り出して、著者の感想と共にまとめた一冊。

「麻雀のしすぎで、老女急死」「スイカをむさぼり食って胃が破裂」「人を食べて滋養強壮?」

もう記事タイトルだけでワクワクが止まらない。読書中「なんでそんなことなんの⁉︎」と何度思ったことか。

面白いだけでなく、当時の中国のトレンドや深く根付いた思想なども理解でき、読み応えがあった。


●都市伝説的中華人民驚話国―仰天三面記事に読む、もう一つの中国 鷹木ガナンシア敦https://amzn.asia/d/0rwmhzm

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「お笑い超大国 中国的真実」の著者による、オモシロ中国ニュース第二弾。

こうもネタが尽きないか、と呆れてしまうほど抱腹絶倒の記事がまたまたたくさん。

いつまでも中国は想像の斜め上。さすが。


和僑 農民、やくざ、風俗嬢。中国の夕闇に住む日本人 (角川文庫) 安田峰俊https://www.amazon.co.jp/dp/B01EH126FY?ref_=cm_sw_r_apin_dp_MYEPBEZAXNY003Y0GGZH

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様々な理由で中国に渡り、そこで生き抜く日本人たちを取材したルポ。と言っても商社マンとかではなく、どちらかというとグレーな世界の人たちのクセ強チャイニーズライフ。

だからと言って都落ちのような消極的な生き方ではなく、むしろ中国という暴れ川の中で何かを掴み取ろうとがむしゃらに泳いでいく。

それにしてもどいつもこいつもすげぇステージで勝負してんな、と生き方に感嘆した。